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四つ目の蒼頡

2016-07-04
そうけつ
蒼頡(そうけつ)という男が気になる。
「トキジイと太郎杉」は35稿で書き終えた。35回書き直した。
いろんな方にチェックしていただいた。
にもかかわらず、宗大夫の誤記として宋太夫が残ってしまった。
一台のパソコンで書いたわけではなく、最初は手書き、自宅のパソコン等4台で書き終えた。
パソコンによって、そうだゆうと打つと、宗大夫ではなく宋太夫と出てきてしまうのである。
こちらの頭は想像の世界に入り込み、あーでもないこーでもないと考えているうちに、
つい宋太夫のままで前に進んでしまう。
このやっかいな漢字というものを発明した蒼頡(そうけつ)という男が気になる。
WIKIに次のような記事が載っている。
 蒼頡廟は現在の陝西省白水県史官郷にあり、彼の墓の横には大きな柏が植えられている。伝説によると、その木は17mの高さで、約4700年前蒼頡によって植えられたものであるという。
 いやはや、驚いたのなんの。太郎杉はたかだか樹齢1000年。こちらは4700年という。中国のトキの生息地は陝西省洋県。
西安(長安)を挟んで、北東と南西に位置する。京都を挟んで滋賀と奈良というイメージか。
気になる。いつかこの男に会って、宗大夫と宋太夫の違いについて議論してみたいと思っている。
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トキジイとプテラノドン

2016-06-17
プテラノドン
トキジイ制作過程
ひなは、トキジイに乗って樽口から佐渡へ飛んだが、もちろんトキに乗れるわけではない。
太郎杉とトキジイの表紙を早田優さんに描いてもらったとき、太郎杉とトキジイとひなをみんな目立つように入れるには
どうしようと考え、試行錯誤をしながら今の構図ができた。
目線は、トキジイより上だ。
鳥を上から撮った写真はあまりなかったので、構図を決めるのに相当手間取った。
僕の勝手な空想を、早田さんが見事絵にしてくれた。

ところで、人類はどこに向かって進化しようとしているのか?
トキジイを書いているうちに、それが少しだけみえたきた。
ヒントは翼竜プテラノドンにある。
プテラノドンは羽の左右の長さが最大12メートルと言われる。
でも体重は70キロしかないのだそうだ。
千年太郎の体重より、少し上なだけだ。
軽さの秘密は、骨が中空になっていること。つまり、空っぽなのだ。
恐竜は明らかに、大きくなることを進化の目標としていた。
人類はひとむかし前までは、増えることを目標にしてきた。
だから、いつも恋をし、発情し、子供を作り続けてきた。
いま、地球上が人類であふれかえっている。
ここにきて、人類は別の方向に向かって進化をはじめている。
それは、存在している時間を伸ばそうという進化の方向だ。
日本は、韓国に次ぎその最先端にいる。




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「合蔵」はほんとにあったんだ

2016-06-12
燃える
岩根先生
樽口で恩師である、岩根先生にお会いした。屋号「源造」家の当主である。
知らなかったことを教えてくれた。
源造家では、太郎杉の太い枝をもらって、茶箪笥を作ったという。
それは、ケヤキよりもっとキメ細かい枝であり、すばらしい茶箪笥だったという。
その茶箪笥は、何年か前、源造家の火事でやけたという。
それから「茂左衛門」から、社会学習用に大杉の話を聞いたテープが残っていたのだが、それも家事で焼けてしまった。
だが、その時聞いた話は「トキジイと太郎杉」のすじと大方変わらないのだという。
そして一番驚いたのは「合蔵」が村にあったということだ。
重左エ門の小屋のあたりだという。
これには驚いた。
なぜなら、蔵が焼けて食べ物に困りはてたことをきっかけに、太郎杉を巡る村を二分する議論は、伐採に傾いていったというのは、千年太郎のフィクションだったからだ。「合蔵」などという言葉は初めて聞いた。
食料のない時代に、合蔵は助け合いの拠点として機能していた。
(追記:今朝の夢は、樽口の雪解けの夢でした)



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太陽光発電の用地を買いに

2016-06-09
太陽光パネル
太陽光地図
太陽光とトキジイ

ある雨の日、太陽光発電用地を買いに、千葉県にでかけた。
僕が買うのではない。ある法人が10ヘクタールほどの太陽光発電用地を欲しがっていると聞き、
勝手に仲介に入り、地主さんを紹介していただいたのである。
原発事故で故郷を追われた方々のことを考えると、胸が痛む。
生活のために太郎杉を切らなければならなかったひなの小さな胸の痛みと共通する。
「トキジイと太郎杉」は、実は環境の書なのだ。
開発と環境という人類が存在する以上ついてまわる課題にこたえようとしている。
「取り返しのつかないもの」を失うことに対する鎮魂歌を意識した。
地主さんの答えは「そんなに広い土地は残っていない」とのこと。
実は、利回り10パーセントの高利回り物件なのだそうだ。
勉強になった。
地主さんに「これを読んでください。僕がきょう勝手に来たの訳は、この本に書いてあります」
そう小声で言って、お渡ししてきた。
「トキジイと太郎杉」は、環境の書。はたしてわかっていただけたかどうか。
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山本画伯のこと

2016-06-08
天井画
画伯絵
「トキジイと太郎杉」原画展が開催された、池袋ジュンク堂本店8階に天井画がある。
山本伸樹氏が描いた絵だ。生き物たちを描いている。
山本画伯は、物語では、ずい道を掘る職人として登場する。
いわき市のアートミーティングを企画する仕掛け人だ。
千年画廊から赤いソファやもろもろを撤去して「ホワイトキューブ」な画廊をめざせと提言した人である。
千年画廊は、別の理由で中が、がらんどうになった。
それが、どうも気に入らないようだ。
はたして、どこに進んでいくのか千年画廊。
山本画伯は千年画廊の精神的支柱であることは今も昔も変わりはない。
頭の上のちょんまげが、それを象徴している。
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